【本日のお悩み】
○最近、口をきいてくれない。話しかけても「うざい」「うるさい」ばかり
○小さい頃は「ママ・パパ大好き!」って言ってくれてたのに…
○これはうちだけ?どう対応すればいいの?
お悩み解消ヒント:思春期は、心が大人になる準備期間
「おはよう」と言っても返事がない。夕飯のときも無言。話しかけたら「うるさい」「今話しかけんな」。小さい頃の「ママ聞いて~!」「パパ見て~!」が嘘みたいに、心の距離が遠くなった気がして寂しい……。
そんな風に感じている親御さん・保護者の皆さん、安心してください。
それはまさに“思春期という嵐”の始まり。
子どもが自分自身と向き合い始めた証でもあるんです。
思春期は、心と体の大きな変化が一気に押し寄せる時期です。特徴として、
・ホルモンバランスが不安定になり、感情の波も大きくなる
・自分と他人との違いに敏感になり、親の干渉を「否定」と受け取りやすくなる
・自立したいけど、どこかでまだ甘えたいという葛藤もある
この3つが挙げられます。
その結果、親に対して突き放すような態度を取ったり、イライラをぶつけてくることがあるのです。
でも、それは「親を嫌いになった」わけではありません。
本音では、“味方でいてほしい”と願っていることも多いのです。
具体的な方法:近づかず、離れすぎない
ケース別:子どものイライラとの向き合い方
①話しかけても無視される
NG:「何無視してるの?失礼でしょ!」
OK:「今は話したくないんだね。いつでも聞くよ」
無理に理由を聞き出そうとせず、「話す準備ができたらいつでもどうぞ」という姿勢が安心感につながります。
②:突然キレる・口調がキツくなる
NG:「そんな言い方するなら出ていきなさい!」
OK:「なんかイライラしてるみたいだね」
感情に巻き込まれず、“言葉にして返す”ことで、子ども自身が「今、自分は怒っている」と客観視しやすくなります。
③:部屋にこもる・関わろうとしない
NG:「なんで閉じこもってばかりいるの?」
OK:「リビングにお茶置いといたよ」「好きなアイス買っておいたよ」
物理的な距離を保ちつつ、心はそばにいるよというメッセージを送りましょう。干渉ではなく“存在を感じる関わり”が効果的です。
親が覚えておきたい3つのスタンス
① ジャッジせずに聴く
「何でそんなことしたの?」より、「そう思ったんだね」と評価ではなく理解を示す。
② 近づきすぎず、離れすぎない
「見守る・信じる・でも目は離さない」。“半歩後ろ”の距離感を意識しましょう。
③ 自分の感情も大切にする
親だって人間。イライラしたら深呼吸して距離を取る勇気も大切です。無理に笑顔でいようとしなくて大丈夫。
子どもが感情の嵐に飲まれているとき、親は静かに灯る“灯台”であればいい。
進む方向は自分で決められるけど、迷ったら戻れる。そんな存在でいてあげることが、一番の寄り添いです。
思春期は、親離れではなく親への新しい依存の形でもあります。ぶつかりながら、それでも「自分は受け入れられている」と思える環境を作ることが、何よりの支えになります。
お役立ちグッズ紹介
とはいえ、自分の感じた悲しみやイライラはどこかで解消したいもの。リラックスできるグッズを活用して、気持ちを切り替えましょう。
↓安定のアイマスク。目の周りを温めると、質の良い睡眠が得られやすいのだとか。
アイマスクで休憩するもよし、そのまま眠りにつくもよし。自分を大切に。
↓リラックス効果に期待ができるテアニン配合のサプリ。
自分の好きなタイミングで摂ることができるのは、ありがたいですね。
さいごに
今日からできる3つの小さなステップをご紹介。
①深呼吸して、一呼吸おいてから返す
②「聞くよ」「いつでも大丈夫」という声かけを1日1回
③完璧じゃなくてOK。「できなかった日」は自分を責めずに切り替えよう。
目指すは完璧な親ではなく、ブレても戻れる親です。
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