【本日のお悩み】
○やればもっとできるはず。子どもにはもっとがんばってほしい
○テストで100点を取ってほしいから、もっと勉強してほしい
○勉強も運動もできるようになってほしい
お悩み解消ヒント:「頑張らなきゃ愛されない」そう感じてしまったら?
「うちの子、もっとやればできるのに…」「もう少し集中して取り組んでほしい…」
そんな風に思ったこと、きっと誰にでもありますよね。
親・保護者として、子どもによりよい未来を歩んでほしいという願いは、何よりも深い愛情の表れです。
でも、ちょっと立ち止まってみませんか?
「もっと頑張ってほしい」という想いが、いつの間にか子どもを不安にさせていることがあるのです。
「100点じゃなかったね」「もっと練習しないと勝てないよ」「ちゃんとやりなさい!」
そんな何気ない一言が、子どもの心に「頑張らないとダメなんだ」「できない私はダメなんだ」というメッセージとして届いてしまうことがあります。
もちろん、叱ることや励ますことが悪いわけではありません。
でも、“条件付きの愛”として伝わってしまうと、子どもは「自分のままでは認められない」と思い込み、無理に頑張ろうとしたり、自信をなくしたりします。
具体的な方法:人は「安心」から、本当の力を出せる
心理学には「安全基地(セーフベース)」という考え方があります。
子どもが安心できる関係や環境があると、自分から自然に外の世界へ挑戦できるようになる、というものです。
つまり【安心できるからこそ、頑張れる】のです。
「あなたはそのままで大丈夫」
この言葉が、子どもにとって最大のパワーになります。
では、どうすれば子どもに“安心”を届けられるのでしょうか?
いくつかの具体的な方法をご紹介します。
① 結果ではなく「プロセス」を認める
「100点すごいね!」ではなく、「毎日コツコツ頑張ってたね」「最後まで集中してえらかったね」と伝えてみましょう。
努力が報われる感覚は、子どもの自己肯定感を育てます。
② 「失敗しても大丈夫」と伝える
ミスや失敗に対して「よく挑戦したね」「うまくいかないこともあるよ」と受け止めてあげましょう。
失敗を怖がらずチャレンジする力が育ちます。
③ 「あなたはあなたのままで大丈夫」と言葉にする
寝る前や何気ない会話で、そっと伝えてみてください。
この一言は、子どもの心の奥にずっと残る“安心の種”になります。
私たち大人も、誰かに言ってもらいたい言葉があります。
「頑張らなくてもいいよ」「そのままで大丈夫だよ」
きっと、それは子どもたちも同じ。
子どもに安心を与えることは、自立や成長を妨げることではありません。
むしろ、安心感があるからこそ、のびのびと自分の力を発揮できるのです。
お役立ちグッズ紹介
子どもはもちろん、大人もふわふわとした柔らかい感触のものに安心感を覚えます。(これは子ザルを使った心理学実験でも証明されているんです。)
肌触りのよいブランケットで、子どもも大人もぐっすり休んでみてはいかがでしょう。
さいごに
「あなたはあなたのままで大丈夫」
「失敗しても、あなたの価値は変わらない」
「今日もあなたと一緒に過ごせて嬉しいよ」
このメッセージが、子どもにとっての“安全基地”になりますように。
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