【要注意】「眠い・疲れた」は熱中症のサインかも?子どもの命を守るために知っておきたい5つのポイント

中高生向け
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【本日のお悩み】
○子どもの熱中症対策を知っておきたい
○子どもの熱中症って具体的にどんな症状?
○熱中症にならないために、何に気をつけたらいい?

夏の暑さが厳しくなると心配なのが「熱中症」。特に子どもは大人よりも熱中症になりやすく、症状が出たときにはすでに危険な状態になっていることもあります。

今回は、親として知っておきたい【子どもの熱中症対策】について、5つのポイントに絞ってわかりやすく解説します。


① 「眠い」「疲れた」は熱中症のサインかも?

子どもが「眠い」「だるい」「疲れた」と言っているとき、実はそれが熱中症の初期症状の可能性があります。

大人のように「頭が痛い」「吐き気がする」などをはっきり伝えられない子どもは、なんとなく元気がない様子や不機嫌さでサインを出していることも。

「よく寝たはずなのに眠そう」「遊び足りないはずなのにだるそう」と感じたら、すぐに涼しい場所に移動し、水分を補給させましょう。


② 背が低い子どもは、大人より熱がこもりやすい

夏のアスファルトは60℃以上になることもあり、地面に近いほど温度は高くなります。

つまり、背の低い子どもは、大人よりも強い暑さにさらされているということ。

同じ場所にいても、子どもの方が体温が上がりやすく、熱が体にこもりやすいため、「自分は大丈夫」ではなく、「子どもは大丈夫?」という視点で行動することが大切です。


③ 水筒には氷を!凍らせたペットボトルより便利

水分補給用には、氷をたっぷり入れた水筒がおすすめです。

よく凍らせたペットボトルを持たせる方もいますが、完全に凍っているとすぐに飲めなかったり、途中で飲み切ってしまうと中身の補充ができません

一方、水筒に氷を入れておけば、外出先でも水やお茶を注ぎ足すことができ、長時間冷たい状態をキープできます。


④ 短時間でも車内に置いていかない

「ちょっとの間だから」と思って車内に子どもを残すのは、絶対にNGです。

真夏の炎天下では、エアコンを切った車内は15分で命の危険レベルにまで温度が上がります。数分のつもりが何かで時間を取られ、気づいたときには手遅れ…という悲しい事故も実際に起きています。

「せっかく気持ちよさそうに寝てるから」「寝てるときに起こしたら泣いちゃうから」……子どもが泣くのと亡くなるのと、どちらがいいですか?
どんなに短時間でも、車内に子どもを残すのは絶対にやめましょう。


⑤ 屋内プールでも油断しない!水分補給を忘れずに

「プールに入ってるから暑くないでしょ」と思いがちですが、屋内プールでも熱中症のリスクはあります

実際に、屋内プールで成人男性が熱中症で亡くなった事例もあるほど。プールは一見すれば汗をかいていないようにも感じまずが、実は陸上同様に汗をかいているんです。室内でも湿度や気温が高ければ、汗をかいて水分が奪われることに変わりはありません。

プールの前後や休憩中には、こまめに水分をとらせることが大切です。


お役立ちグッズ紹介

↓環境省の熱中症予防情報サイトは、地域別だけでなく、『子ども』『駐車場』『体育館』といった、細かい状況・場所の熱中症情報もわかるようになっています。
朝や外出前、活動前など、こまめにチェックしてみてください。メール配信サービスもあります。

環境省熱中症予防情報サイト

 

↓子どもの熱中症予防・対策について、もっと知りたい方は、国立成育医療センターのページもご参照ください。

熱中症(熱射病) | 国立成育医療研究センター
大人より暑さに弱い・照り返しの影響を受けやすい・自分では予防できないなどの背景から、子どもは大人に比べて暑さに弱く熱中症になりやすいため、水分・塩分の補給について大人が気をつけてあげましょう。

まとめ:小さな変化に気づくのが、命を守る第一歩

子どもの熱中症は、「ちょっと眠そう」「少しだるそう」といったサインを見逃さないことが何より大事です。

最後にもう一度、ポイントをおさらいしましょう。

✅「眠い」「疲れた」は熱中症かも
✅子どもは大人よりも暑さの影響を受けやすい
✅水筒には氷をたっぷり入れる
✅車内放置は命の危険、何分でもNG
✅プールでも水分補給は必須!

夏を安全に、元気に乗り越えるために、ぜひ家族みんなで対策を見直してみてくださいね。

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