子どもの学びを深めるには?「ラーニング・ピラミッド」とアクティブ・ラーニングのススメ

中高生向け
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【本日のお悩み】
○宿題や勉強はしてるけど、全然定着してない
○勉強したことをすぐに忘れる。対策や方法を知りたい
○アクティブ・ラーニングについて知りたい

「うちの子、すぐに忘れちゃう…」そんな悩み、ありませんか?

宿題で習ったはずのことが思い出せなかったり、習い事で何度も同じことを注意されたり…。
「覚えたはずなのにすぐ忘れる」――そんな悩みは、実は子どもだけでなく大人にもよくあるものです。

でもその原因は、「覚えられない」ことではなく、「覚えにくい学び方をしている」からかもしれません。

今回は、子どもの学びにも大いに役立つ「ラーニング・ピラミッド」という考え方と、記憶に残る学習法である「アクティブ・ラーニング」についてご紹介します。


子どもの学びを左右する「ラーニング・ピラミッド」とは?

ラーニング・ピラミッドとは、アメリカの教育機関が発表した「学習方法と記憶の定着率の関係」を表したものです。

学び方によって、記憶に残りやすいもの・残りにくいものがあるという考えで、ピラミッド型で示されています。

ラーニング・ピラミッドの学習定着率(下に行くほど記憶に残りにくい):

  • 他人に教える・すぐに使う…90%
  • 実際に体験する(演習)…75%
  • グループディスカッション…50%
  • デモンストレーション(見せてもらう)…30%
  • 視聴覚(動画・資料など)…20%
  • 読書(読む)…10%
  • 講義(聞く)…5%

つまり、一方的に話を聞いたり読むだけの学習は、記憶に残りづらいのです。


キーワードは「アクティブ・ラーニング」

このピラミッドで上の方にある学習方法――「体験する」「話し合う」「人に教える」などの能動的な学びが、近年注目されているアクティブ・ラーニング(主体的学び)です。

アクティブ・ラーニングとは、受け身で「教えてもらう」学びではなく、自分で考えたり、発言したり、手を動かして学ぶスタイルのこと。
近年の教育改革でも、小学校からこのスタイルの学びが取り入れられ始めています。


家庭でもできる!アクティブ・ラーニングの工夫

家庭でも、アクティブ・ラーニング的な学びを意識するだけで、子どもの理解度や記憶の定着は大きく変わります。
以下のような方法を、ぜひ取り入れてみてください。

● 子どもに「教えてもらう」

「今日、学校で何を習ったの?」と聞くだけでなく、「それってどういう意味?」「どうやってやるのか教えて」親が“生徒役”になるのも◎。
子どもは説明しながら自分の理解を深めていきます。

● 体験を通して学ぶ

理科の学習なら、家庭で簡単な実験をしてみたり、買い物を通じて算数に触れたり。
「やってみる」が一番記憶に残ります。

● 親子で話し合う

読んだ本や見たニュースについて、親子で感想や考えを話し合う時間をつくることで、言語化力・論理的思考力も伸びます。


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さいごに

子どもが「覚えられない」「わからない」と感じているとき、それは能力のせいではなく、学び方に工夫が足りていないだけかもしれません。

家庭のちょっとした関わり方で、子どもが“記憶に残る学び方”を自然に身につけていくことができます。
今日からできるアクティブ・ラーニング、ぜひ試してみてくださいね。

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