【本日のお悩み】
○子どもが歯医者嫌い。行けるようにしたい
○どんな歯医者を選べばいいかわからない
○小さいときから歯医者に慣れさせたい
お悩み解消ヒント:実は歯医者はコンビニより多い!
本において、歯科クリニックの数はコンビニよりも多いと言われています。
数が多いと、どんなところを選べばいいのか迷いますよね。
特に子どもは「歯医者さん」「病院」「治療」を嫌がるもの(もちろん、中には病院が好きという子もいます)。
歯科クリニックは、入っただけでキュイーンという独特の音が聞こえてきますし、治療ユニットに並んだ器具は何に使うのか子どもでは想像もつかないため、苦手と感じる人が多い場所です。(歯科治療は大人も苦手ですよね。)
実際、歯科医師も「お子さんからは怖がられてます」と言っている人が多く、大人も子どもも頭を悩ませる課題であるのが現実です。
さて、コンビニよりも多い歯科クリニックの中で、どんなクリニックを選べばいいのでしょう。
具体的な提案:スモールステップができる歯科クリニックを
まずは、標榜科目(そこのクリニックが何を診療しているか示すもの)に「小児歯科」が掲げられているクリニックを選びましょう。小児歯科を掲げていなくても子どもの治療をしてくれるところはありますが、歯科治療が平気・我慢できる子ども向けだと私は思います。
次に、そこのクリニックが子どもに合わせた段階を踏んでくれるか確認してください。
例えば、
最初はクリニックに入るだけ(子どもにクリニックの雰囲気を感じてもらう)
↓
次は治療ユニットに座るだけ(子どもに実際の治療現場を感じてもらう)
↓
さらに口を開けて、器具を入れる(子どもが治療を受けるための実践練習)
こういった具合です。
いきなり治療に入るのではなく、子どもに合わせた準備・練習に付き合ってくれるクリニックだと、子どもは安心しやすいのではないかと思います。
スモールステップで成功体験を積み重ねていくことによって、子どもは自信が持てますし、歯科クリニックの雰囲気にも慣れてきます。
通う歯科クリニックが生活圏内にあるのであれば、普段の買い物や散歩などのときに「ここが歯医者さんだよ」と子どもに教えてあげるのも効果的です。子どもの生活に「歯医者さん」が馴染んでくることで、歯科クリニックは身近なものだと感じられるようになります。
不安や心配なことがあれば、受診前にクリニックへ相談することをおすすめします。
障がいのある子どもでも、障がい児専門の歯科クリニックがあるため、一度調べてみてください。
また、歯科クリニックは「虫歯ができたら行くところ」ではなく「虫歯がないときに行くところ」です。
定期的に歯のお掃除をしてもらうことで、虫歯の予防になりますし、痛い治療をしなくて済むので子どもも歯科クリニックに苦手意識を持ちにくくなります。
年齢が小さいときから歯科クリニックという場所に慣れておけば、いざ虫歯治療というときになっても、普段から通っている場所なので安心できるはずです。歯が生え始めたら歯科クリニックに行く方も珍しくないそうなので、子どもの歯科治療について見直してみるのもいいかもしれませんね。
さいごに
以上が、医療系ライターでもある私独自の見解です。
多くの歯科クリニックが、子どもに目と意識を向けた診療を展開してくれています。充実したキッズスペースや、保育士が常駐していて親子が一緒に治療を受けられるよう取り組んでいるところもあるようです。
ただ、中には「子どもの治療はちょっと苦手で」というクリニックもあるため、そういったところに無理強いしないようにしましょうね。
わからないことがあれば問い合わせる。クリニックにかかるときは、これを頭に置いておきたいものです。
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