【本日のお悩み】
○子ども部屋がないときってどうすればいい?
○子どもがイライラしたときの対処法を知りたい
○子どもの気持ちが安定しない
お悩み解消ヒント:子どもでも一人になりたいときはある
子どもは感情豊かです。感じた気持ちを素直に表現します。
そして当たり前ですが、自身の感情を制御することはまだ難しいです。
怒りや悲しみ、イライラや悔しさ、初めて経験する感情に戸惑うこともあるでしょう。
そんなときに私たち大人は優しく寄り添ってあげたい……のは山々ですが、子どもの状態によってはただただ八つ当たりされることもあるでしょうし、いつまでも子どもに寄り添ってばかりもいられません。
いずれは子どもも、自分で自分の感情をコントロールしていく必要があります。
大人の関わり方によっては、悪影響な場合も…
また、大人が過剰に子どもへ関わることによって、子どもに悪影響な場合もあります。(関わりすぎると、今度は大人と関わるためにわざと感情を爆発させるようになることもあるんです。)
子どもが「イライラするから話聞いてよ」「悲しいからぎゅうってして」というように、自分から関わりを求めてきたら応えてあげてください。
しかし、八つ当たりをするだけや、周りのものを壊して発散するなどの不適切な行為が見られる場合は、もしかしたら子どもからの「一人にさせて!」というサインかもしれません。
では、子どもが一人でも安心できる空間は、どのように作ればいいのでしょうか。

具体的な方法:子どもに合わせて・落ち着ける・安心空間
子どもも大人も関係なく、その人が落ち着ける空間を【カームダウンスペース】と呼びます(クールダウンスペースとも呼ばれています)。
子どものカームダウンスペースを作るうえで大切なことは3つ。さっそく紹介していきますね。
子どもに合わせたスペースで作る

カームダウンスペースを作る場所はどこでもいいです。クローゼットや押し入れの中、部屋にテントを置いてもいいです。子どもの部屋がある場合でも、カームダウンスペースを作ってOK。
大切なのは、子どもの体に合わせたスペースを確保すること。スペースが確保されていれば、段ボールでも構いません。
子どもが落ち着く空間にする

ゲームやテレビといった刺激物はあまり好ましくありませんが、クッションやテーブル、本棚やぬいぐるみなど、子どもが落ち着けるようなものをカームダウンスペースに置いてください。
明るさの調節も、子どもに合わせてくださいね。カームダウンスペースを作るときに、子どもへ「どのくらいの明るさなら落ち着けそう?」と尋ねながら調節するのもいいかもしれません。
ルールを決める

カームダウンスペースは気持ちを落ち着かせるだけの場所として使ってください。
カームダウンスペースが遊び場になってしまうと、いざ気持ちを落ち着かせようとしたときに「ここでやったゲーム、あそこの宝箱取ってなくね?」「おままごとしたときにここはパパの部屋だったな。今日はパパに怒られて嫌だった」と、気持ちをクールダウンさせるのに不要な記憶と結びついてしまって、なかなか落ち着くことができません。
また、「うるさいからカームダウンスペースに入ってなさい」というのもやめましょう。罰や叱責としてカームダウンスペースを使ってしまうと、子どもはカームダウンスペースが嫌な場所であると認識していまいます。
それから、大人が勝手にカームダウンスペースに入ることもやめてください。カームダウンスペースは、子どもが一人で落ち着ける空間です。子どもが「自分だけの安心できる空間」を大切にできるようにしましょうね。
お役立ちグッズ紹介
↓室内に置けるおしゃれな子ども用テントです。置いたその日からカームダウンスペースが完成しますね。
↓木の温かみを感じられるおもちゃです。
丸っこくて優しい色合いなので、落ち着いて遊ぶことができそうですね。


さいごに
今回はカームダウンスペースについてご紹介しました。
子どもにイライラをぶつけられると、大人もイライラしてしまいますよね。子どもがカームダウンスペースに入っている時間は、大人は休憩時間だと思って、ゆっくりしてください。
子どもがカームダウンスペースに入らないときは、子どもが何かを求めている証でもあります。そのときは優しく寄り添ってあげてください。
また、子どもの成長によってカームダウンスペースの調整が必要になってくるので、子どもと話しながら・様子を見ながら調整をお願いします。
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