イヤイヤ期は成長のチャンス?エリクソンの“自律性 vs 恥・疑惑”をわかりやすく解説(1歳半~3歳頃)

就学前の子ども向け
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【エリクソンの発達課題とは】
人は、生まれてから年をとるまでのあいだに、「その時期ならではの心の成長テーマ」があります。

例えば──
・赤ちゃんのときは、「この世界は安心できる場所なのかな?」という感覚が育つかどうか。
・小さい子どもは、「自分でやってみたい!でも失敗しても大丈夫?」という気持ちと向き合う。
・思春期には、「私は何者?どんな大人になりたい?」と悩んだりする。

それぞれの時期に「心の試練」みたいなものがあって、それをうまく乗り越えると、自分らしく成長していけるという考え方です。
人生は長い冒険みたいなもので、ステージごとに「心のボスキャラ」が出てくる。そのボスを倒すと、ちょっとレベルアップして、次のステージを生きる力が手に入る──そんなイメージです。

この「年齢ごとに向き合う心のテーマ」のことを、心理学者のエリク・エリクソンさんは【発達課題】と呼びました。

幼児期前期の発達課題は「自律性 vs 恥・疑惑」

この時期の子どもは、「自分でやってみたい!」という欲求がどんどん強くなります。
おむつを嫌がったり、スプーンを奪ってこぼしたりするのも、“自分でやりたい”気持ちの表れです。
このとき、周囲の大人が
✅ その気持ちを尊重し、見守ることができるか
✅ 失敗しても「いいんだよ」と受け止められるか
によって、「自分にはできる」という自律性が育っていきます。

逆に、怒られたり止められたりばかりしていると、
「自分はダメなんだ」「また怒られるかも」と感じて、恥や疑惑の感情が強くなることがあります。

 

親・保護者ができること

・時間がかかっても自分でやらせてみる
・「できた!」という経験を小さくても積ませる
・「うまくいかなくても大丈夫」という安心感を伝える
この時期に大切なのは、“結果”より“挑戦したこと”を認めることです。
たとえば、服を前後ろ逆に着ても「すごいね!一人で着たんだね」と声をかけるだけで、子どもの自律心はしっかり育ちます。

失敗を怒られたり笑われたりすることが続くと、
・「自分にはできない」と挑戦しなくなる
・周囲の顔色ばかり気にする
・失敗を極端に恐れる

大人の視点から見れば「小さなこと」でも、幼児にとっては自己肯定感の土台になっています。
厳しすぎたり、なんでも手を出しすぎると、「自分でやる力」を奪ってしまうことも。

 

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さいごに

イヤイヤ期は“成長の通過点”
「自律したい!」という気持ちは、子どもが自分らしく生きていくために必要な感情です。
完璧な育児よりも、「やってみたいを応援できるかどうか」が、この時期の関わり方のポイントです。

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